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「ふむ、お主からわざわざ我に会いに来るとは珍しいの。明日は吹雪か?」
わっざわざ俺様がシグマの宮殿に行ってやって最初に聞いた言葉がそれだった。
失礼な女神様だ。
「お前の力だとそれくらいできそうだな。別に大した用はねぇよ」
そういうと万年退屈女神は少し大げさに驚いた表情して
「ほう・・・それはますます珍しいの。で、やってきたからには面白い話があるのだろう?」
足を組み直しニヤリと笑うこの女神は本当に退屈しているらしい。目を輝かせてこちらを見ている。
「そうだな。まだ話すつもりはなかったが・・・今度ミミとニャミを俺様の世界に迷い込ませて無理矢理パーティーに参加させようと思っているんだが、まだラスボスみたいな役が決まっていないんだよ。
お前に頼もうと思っているんだがどうだ?」
そう言った途端さっきまで不機嫌そうな顔していたシグマが輝かしいばかりの頬笑みで言った。
「面白い。ミミとニャミとはそなたのお気に入りだったな?そなたのパーティーの招待・・・受けてやってもよいぞ?お前と違って我は退屈なのだ」
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