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そういうと溜息つき椅子に深く腰掛けて頬杖つきこちらを見ている。
信仰心から生まれたシグマの存在はもうすでに人間の中から忘れ去られようとしている。
つまり、女神としての役割と生命が残りわずかという意味だ。
計算のありがたさと太陽の恵みを現代のガキはあまりにも知らなさすぎるからな。
しかし、俺様のパーティで存在を知られたら・・・新たな存在理由ができる。
そのことも考えているのだろう。
「おう、じゃあお前がラスボスな。お前の難問・・解ける奴がいたらいいな」
そう俺様がいうと凛々しい顔つきで頷き、
「そうじゃな。おぉそうだ、リンスも供につけてよいか?あ奴も暇しておるじゃろう」
そうシグマは言った。あいつの存在理由はシグマを守ることだからな。ダメと言っても
ついて来るだろう。
「おういいぜ?そっちのほうが盛り上がるしな。俺様はたまに誰かと一緒に出場する以外は案内人をするつもりだ。お前の担当エリアは【光】な」
「【光】ということは【闇】もあるのか?」
さすが女神だな。話が早い
。
「あぁ。【闇】ももちろん用意してある。担当はあーほらあいつだよ。お前もよく知ってる・・・アンネースだ」
名前を聞いたとたん悲痛な顔を一瞬し、俺様を睨みつける。いい度胸だなおい。
「アンネースか・・・。MZD・・・お主でもあ奴を傷つけるようなことをしたらただじゃおかぬぞ?」
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