6つの奇跡とリンの決意

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『まずは、リンに僕の病気について知ってもらいたい。僕の病気はいわゆる不治の病らしい。原因も治療方法も一切わからない。ただ、残りの時間があまり長くないって事は、医者が言わなくても医者の表情を見ればすぐに分かった。この手紙を書こうと思ったのも、口で伝えるのは少しだけ恥ずかしいって言うのもあるけど、もし、自分の口から言えなくなったら…。そう考えたら手紙を書かなきゃいけない気がして…。』 (明裕さん…。) リンは、手紙を読みながら明裕との思い出を思い出していた。一旦手紙を置き、明裕との出会いや様々な事を今も明裕が傍にいるような感覚で…。
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