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そろそろ車でも買うかなとうっすら考えながら、
駅まで徒歩15分を10分に短縮する為に小走りで路地を進む。
すでに30度近くあるように感じられる気温と纏わり付く湿気を帯びた空気が、
ワイシャツを僕の身体にべたっと張り付ける。
額からも容赦なく溢れる汗。
汗かきの僕が駅に到着する頃には、
今すぐスーツを脱ぎ捨てたいくらい至る所がベタベタで気持ちが悪い。
改札をくぐりハンカチーフで額と首の辺りを拭っていると、ラッシュを少し過ぎてやや混みの電車が滑り込んできた。
プシューっとドアが開き入れ代わる人の群れに混じり車内へ。
そうそうこの瞬間、
汗をかけばかくほど、
冷房が気持ち良い。
はぁ…渇いていく…
汗かきの僕は、
他人(ひと)の何倍も冷房を満喫できる、
感謝。
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