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返事はすぐに返ってくる。
見なくても分かってしまう旦那からのメール。
鳴りやまないメールの着信音を聞きながら何の疑いもしない旦那に呆れた。
『分かった。飲酒運転だけはするなよ』
多分こう書かれているだろう。
信用している。
そうでもいいたいのだろう。
何も知らない、知ろうともしない。
いや、正確には知りたくないのかもしれない。
イライラしながら携帯を手に取り開く。
案の定思っている通りの文字がならんでいた。
鞄の底に携帯を投げ付けると助手席に置いてある参考書を手にした。
何度読んでも理解できない問題に頭をひねりながらため息を漏らす。
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