11人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日―…
「そろそろ迎えに行くか。」
と、そこで携帯が鳴った。電話だ…着信は風丸。
「もしもし…」
『あ、ご、豪炎、寺かっ?』
「…あぁ、どうかしたのか?」
様子がおかしい。
『ちょっと、熱が、出ちゃって…ケホッ…』
「大丈夫か?」
『うん、でも…星、見れなくなっちゃった…っう…』電話越しで風丸が泣き出した。
「けど、無理は良くない…今日は安静にしてろ。」
『っうん…ご、めん…』
電話が切れる。
「…風丸…」
風丸が泣いている…どうしようか…
「…そうだ!鬼道が…」
俺は急いで鬼道の家に行きあるものを借りた。
「待っててくれ…風丸。」鬼道に礼を告げると暗くなり始めた空の下を走った。
最初のコメントを投稿しよう!