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風丸宅―…
「…はぁ…」
最悪だ…家族はそれぞれ仕事でいないし…豪炎寺とのデートは無しになっちゃったし…
「本当…運、悪すぎ…」
枕に新たな水滴が落ちる。そんな時、窓から音がした。
(ガタッ)
「………え?」
風だろうか?…生憎今日は風はそんなに強く吹いていない。
「な、何?」
窓が勝手に開いた…と思ったら入ってきたのは…
「…ご、豪炎寺?!」
「いきなり悪いな。」
「な、なんで…」
「風丸にプレゼントがあるんだ。」
「え?」
「目を瞑れ。」
「う、うん」
そっと目を閉じた、何かの物音が聞こえる。
「良いぞ。」
暫くして豪炎寺が言った…従って目を開く、と…
「…な、に…これ」
そこには満天の星空が広がっていた。
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