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その日の前日
君は咳が止まらなくて
心配する私に
大丈夫だよって言ったよね
大丈夫なわけがないのに
苦しいのは君なのに
その言葉は
余計に君を苦しめたはずなのに
私、少し気付いてたんだ
いつの日か
君は話しをしなくなって
最後に見た君は
ベッドから起き上がることもできずに
天井を見つめる瞳が
苦しみと悲しみを帯びているような
そんな感じがして
いまさら気付いたのが悔しくて
また
涙が溢れ出した
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