第一章

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「じゃあ早速準備しようか。」 「は~い」 「まずは属性を教えてくれるかな?」 「えーっと…」 ちょっ!! ワタシの属性どうしょう!? やっぱ絞んなきゃだめだよね?いっそバラして…ハッ、ダメだ!こここって大きいし、如何にも王道的主人が居そうだよ…。 イヤイヤあの展開とかも… とかなんとか思考の中で脱線。 …で、って! そういえば属性決めてないし!あぁもういいや風と氷と音で! 「…風と氷と音、だよ」 「間が気になるけど…音?」 「うんそう。名前の通りおとを操る属性。」 「へぇ~、初めて聞くよ、特殊属性はほとんど発見されたと聞くけど、そんな属性もあったんだね。」 「そうみたい。(あ、やっぱまずかった!?)ねぇ、この世界は他に特殊属性ってなにがあるの?」 「ん?あとは、時、空間、創造、破壊、重力、光、闇、虚無、かな。」 「結構たくさんあるね。」 「そうだね、でも使える人が極少数なんだ。」 「そうだろうね、特殊属性って何かと燃費悪いし、なかには代償がいるものものあるし属性そのものがあっても、またにその他の属性と混ざって魔力が封印されてて、一生そのままの人もいるんだよね。」 「ふむふむ、物知りだね~刹那ちゃんは」 「あはは、それほどでも~」 「…で、刹那ちゃん?」 「ん?なぁに?」 「刹那ちゃんの本当の属性はなぁに?」 あ、気づいてたんだ。 ワタシ魔力は大半封印してるけど、属性はしてなかったや。 ある程度強い人ってそういうの分かるらしいね~
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