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「おかしいおかしいおかしいおかしいおかしい!」
結局、あの後俺は、ショックでその場にフリーズしていた。
数分後、直ぐに男を追いかけたけど 結局見つからなかった。
んで、仕方ないし買い物だけ済ませて 帰宅途中…というわけだ。
てか、兄ちゃん知ってんのかな…?
テストのこと…。
「はぁぁー…」
深いため息をついているうちに とっくにマンションの前。
階段を上がる足がやけに重い…。
そしてとうとう家の前。
意を決してドアノブに手をかけた。
「ただいm…「ちかぁぁあ!!遅かったじゃないかぁ!!兄ちゃん心配したんだぞおっ!!」
俺がドアを開けきる前に、兄ちゃんが半泣き状態で俺に飛び付いてきた。
「伊月に電話しても、公園で財布を届けて直ぐに帰ったから知らないって言うし…!!ちかは母さん似でただでさえ女の子みたいなんだから、夜は早く帰らないと駄目じゃないか!!それに…」
永遠と喋り続けそうな勢いで泣きながら俺に説教する兄ちゃん。
夜って… まだ夕方じゃん。
それにいくら顔が女みたいでも 中3の男だって…。
ほんっとに過保護すぎ…。
「悪かったよ、兄ちゃん。これからは気を付けるから。」
苦笑しながら、とりあえず兄ちゃんに謝る。
一応心配させちゃったし。
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