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「はぁぁ、今日も勉強つかれたぁ…。 って言っても、これじゃぁ…ヤバイよな。」
午後16時頃。木下千架也(15)は帰宅途中、テスト用紙を見つめ溜め息をこぼした。
「兄ちゃんは優しいから、俺のこと怒らねぇし…。余計気まずいよ。」
兄ちゃんとは 俺の8歳上の木下拓海のことだ。
これがまた、過保護すぎて超天然で超優しいのだ。
さらに 超美形!!
俺には似ても似つかない…(泣)
本当に俺は兄ちゃんと兄弟なのだろうか…。
とかなんとか考えてるうちに、いつのまにか自宅に着いていた。
築56年のマンションは所々ボロいところもあるけど、俺は結構すきだったりする。
ご近所さんや大家さんは優しいし、野菜とかいろいろ持ってきてくれるのだ。
両親がいない俺と兄ちゃんにはとても住みやすい環境だった。
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