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顔をしかめて、俺の珈琲(?)をガン見する伊月さん…。 「な、なんだよっ!悪いかよ!」 『誰もそんなことは、言っていない。』 ほんっと、何こいつ?! いちいちムカツクーっ!! そんなに兄ちゃんと2人きりになりたいか!? そんなに俺が邪魔ですか!?コノヤロー! 「あ、ちか!テスト返ってきたんだろ?どうだった♪」 俺の中の怒りが沸き上がりそうなのを一気に冷ました。 兄ちゃんって…なんのフェイントもなく、いきなり痛いとこついてくる。 そして妙に勘がいい。 俺の今回のテストは、今までの… 史上最悪の判定だった。 ヤバイ…。 言えるわけねぇじゃんっ! D判定 だったなんて…。 「えっ、いや、その~…、、 あっ!晩飯の材料買ってくる! すぐ戻るから!!じゃっ!!」 「えっ!?ちょっ…ちかー!?」 ガチャン。 扉が閉まってしばらくたっても、兄ちゃんと伊月さんが、呆気にとられていた。
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