* PIECE2 *

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「やばっ!もういつの間にか8時だよ!」  なずなが携帯の画面を見ながら言った。 「ごめん。俺さ…これから塾だわ…」 「あたしも~」  名残惜しそうに二人が立ち上がった。 「じゃあ俺らも出ようぜ。なずないなきゃ瑠璃止めれるヤツいねーし。」 「ちょっと!それどーゆう意味?」  おっと!と言いながら龍は早々と店を出た。 「待てー!」  瑠璃がその後を追う。まぁ。いつもの風景。 「じゃあまた今度。」 「ばいばーい。」 「またね~。」  そうして瑠璃となずなと真人は帰っていった。 「ゆいこまだ時間大丈夫?」  龍が聞いてきた。 「うん。じゃあゆっくり歩きながら帰ろう?」 「そうこなくっちゃ!」  ゆいこと龍はゆっくり歩き始めた。
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