第Ⅰ章 孤独の願い

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程なくして授業が始まった。 相変わらず暇すぎる授業は、時間だけが過ぎていく。 ふと外に目を向けると、朝より気温が低く、雲は今にも雪が降りそうだ。 (…雪、か) 思い出される夢の世界。 アレが誰なのか。 何故、同じ夢を見続けているのか。 知りたいが今は知る術が無い。 (疲れているのか?) 瞳を閉じ、息を吐く。 (考え過ぎだ) ゆっくりと目を開けた。 (……?) 視界が、しろい?
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