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「ココはもう一つの世界。お前等の言葉では『異世界』だな」
「異世界…?本当にあるの、それ?ドコにあるの?」
「あのなぁー…話は最後まで聞きんしゃい」
パチンッ
指がなった音と共に、口から声が出なくなった。
「ーーっ?!」
(な、なにっ?!)
喉元に手を当て、相手に早く解くよう要求な目線を送る。
「話を中断させない。お静かにっ」
口元に人差し指を当てた。
それでも、悪戯っぽい笑みは変らない…
これ以上、騒ぐ事も訴える事も出来ず、大人しく話を聞くしか無かった。
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