第Ⅱ章 蘇る希望

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話を聞いて思ったこと。 ―…こいつの話は脱線多過ぎ。だ… 今一つ理解に欠け、質問しようにも声が出ずにいる。 「―…まぁ、要するにだな。簡単に言えば、旅に出よう!」 思わず、頭が白くなる。 (―…た、足袋?いや、違う…旅っ?!はぁーーーっ?!) 本来なら叫び声が部屋に響くだろうが、変な術にかかっているため、周囲は静かだ。 手をじたばたさせ、首を大きく横に振る。 「…何が言いたいんだ?ハッキリしろよ」 理解不能とでも言う風に鼻で笑った。
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