ロヴィーノのドーン!! 完成

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「【ORO(オロ)の書】を‥‥盗ん‥‥‥‥だ奴が‥‥殺った。」 「‥‥【OROの書】…?」 何のことだか解らないルートヴィッヒにお構い無しに続ける。 「こ‥‥れを使って…取り返せ!」 近くに落ちてる蒼い書物を指差したので、血の池に少し埋まった それを手に取る。 「そい‥‥つは俺らゲル魔ン一族‥‥‥‥に‥‥しか 詠めね‥‥‥んだ‥‥‥ つまり これからはヴェスト‥‥‥‥お前にしか‥‥詠めね‥‥‥‥ぇんだよっ。」 これから――――ギルベルトが死んだ後は たった一人の生き残り ルートヴィッヒにしか詠めなくなる。 「そ‥‥そんな‥‥‥‥?」 当のルートヴィッヒは 今にも泣き出しそうだ。 「そう‥し‥‥ない‥‥‥と‥‥世界‥‥が‥‥‥‥‥‥‥‥」 ガタンッ ギルベルトの腕が血の中に堕ちて 目が完全に閉じられた。 その衝撃で跳ねた血液が ルートヴィッヒの頬で血痕となり―――――泪と混ざって また ギルベルトの傷口に還る。 「‥‥‥‥‥‥そんな‥‥‥‥た 確かに兄さんは、ケセセセ言ってて 小鳥しか友達がいなかったが‥‥‥‥悪い人では無かった ‥‥こんなことになるなら‥‥‥‥普段から優しくしていれば良かった‥‥‥‥‥‥ 兄さー――――――――――――んっ‼」 ――――――――――――――――――― ルートヴィッヒの手には、蒼い書物が しっかりと握られていた。 ただ、行く宛も無く 『これから どうしたら』 なんて考えも出来ないくらい呆然とした様子なのだが‥‥‥‥ 「ルートぉ~ルートぉ‼」 そこへ、ルートヴィッヒの親友のフェリシアーノが話しかけてきた。 何故かルートヴィッヒの車に乗りながら、しかも大慌てで… 「フェリ!また勝手に俺の車使ったのか💢 『大変』ってまさか、変な改造して元に戻らなくなったんじゃあないだろうな(-_-💢)」 トラブルメーカーを親友に持つと こういったことも日常茶飯事な様で、軽くたしなめる。 「違うんだよ。‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥どうしよう‥‥俺 ‥‥‥人‥‥‥‥跳ねちゃった‥‥‥‥‥‥!?」 「な なんだと‥‥⁉」 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 〓コメント欄〓 【パスタ大好き】ヴェー『ORO』って〓語だよね?‥‥‥‥もしかしてコレ書いたの‥‥兄ちゃん😖? 【麦ホップ】そうか‥‥💢やはりお前だったか(-_-#) 【トマーノ】な なに言ってんだ😱コノヤロー⁉んな訳‥‥何でも無いです コノヤロー‥‥‥‥はい…
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