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『先輩?電話なんて珍しいですね(笑)どうしたんですか??』
菖「いや何か最近、菜摘の様子が変だったから少し気になって。
…悩み事とかあるなら俺で良ければ話聞くよ?」
菖蒲の洞察力に驚きつつも、先輩に迷惑かけちゃったな~…と反省した。
『私の話って言うより菜月の事でちょっと。倒れた時以来、何か様子がピリピリしてるって
言うか…聞いても教えてくれないんです。一人で抱え込んでなければいいんだけど、心配で。』
菖「そうだったんだ…菜月が倒れる事なんてなかったもんな。
…その倒れる日の前後とかに何か心当たりない?」
うーん…と考えていた菜摘だが、一つの事が浮かび上がった。
『…倒れる前日に‘力’を菜月に移した位ですかね;;菖蒲先輩が私を運んでくれた日…ツ////
あ、その節はどうもありがとうございましたッ。
重かったですよね…すいません;;』
言った後にハッと気づき、恥ずかしさが出てくる。
菖「あぁ…あの日…
クスッ 別に重くなんてなかったよ。
それより、もしかしたらその移したのが原因なのかな。何の‘力’??」
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