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『俺の勘違いですかね(笑)まぁ、この先は分かってるんで問題ないですけど。 俺、大事なモノはきちんと守る方なんで…誰であってもね――』 菖「フフッ…それは頼もしい限りだね。俺も欲しいモノは必ず手に入れる主義なんだよ。 …そろそろ電話切るよ。菜摘によろしくって伝えて。      ・・ …じゃあ、またね…」 菜月はピッと通話を切り後ろを振り返ると、ブラックオーラ全開の菜摘がいた。 『な~ん~でッ菜月が私の部屋に勝手に入って、勝手に私の携帯取り 上げて、勝手に通話を切るのかな~…?!?』 『まぁ…まずは落ち着こうよ…;実はど~しても先輩と喋りたくって、 待ってられず話し終わったら、自分の携帯だと思ってつい切っちゃったの;; …ごめんね??』 ウルウルと涙目で菜摘の顔を覗き込み、手を合わせて誤る。 『うッ…誤られちゃったらもう許すしかないじゃん;;…何話してたの?』 『ん?それは男同士の秘密な話。それよりさ、菜摘に渡したい物があるんだ』 上手くはぐらかされた気もしたが、菜月に渡された包みに集中する。 開けると中には星と月の2つのピアスがあった。
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