私と同級生ちゃん

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キーン…コーン…カーン…コーン… 「でわ、テストを集めて下さい。」 いかにも私は厳しいわよっ!!みたいな先生が冷ややかに言い放つと 一番後ろに座る子達が一斉にテストを回収していった。 「あぁーー!!無理っ!!!もう無理ーー」 「美空さん。私語は後にしなさい」 「はぁーーい…」 クスクスと笑い声が聞こえるが、私は聞こえない振りをした。 (目狐め…) 顔とスタイルは良いのに、このきつめの声が私は好きじゃ無かったが 何故か人気があって、他の子達からは頼りにされてるらしい。 (私は絶対頼ったりなんてしないもん) だが、この考えが後々覆される事になるとは私自身思いもしなかった。
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