プロローグと言う名の朝寝坊

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階下に降りるとエプロン姿の母さんがトースト片手に仁王立ちだった 元役者の母さんがそんなポーズを取ると何かオーラ的な物が出てるようで意外と怖い…… 「ご飯は?」 「母上が持ってるトーストを頂けませんか?」 母さんが持ってるトーストを指差しながら上目遣いに懇願する 「遅刻すんなよ?」 ゴゴゴゴゴゴ……(殺気的な何か) 「はい……行って来ます」 フリスビーのように放り投げられたトーストを器用に口で受け止め玄関で靴を履く 母よ……たかが寝坊で我が子を殺気の籠もった視線で見つめるな…… 本気で怖いから
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