絶対、命令

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「せん、ぱぁ~~~~い!!!」 周りの目を気にせず手を振りながら、廊下を凄いスピードで走り出した。 私の声で皆が振り向いて呟いた。 《また、ハチ公が走ってる》 そんな声を気にせずに目的地の先輩の元に向かった。 「先輩っ! 焼きそばパン買ってきました」 私の声を聞き私の手からパンを受け取る先輩。 そして私の頭を二度撫でてくれる。 それだけで自然に笑みが零れてしまう。
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