絶対、命令

6/7
前へ
/7ページ
次へ
そして塀の頂上に着いた時、春風がビュ~っと私に向かって来た。 「きもちぃ~~~!」 春風ってちょっと温かくて気持ちが良い。 その時だった。 辺りを見渡すと私の真下には、金髪の人が立っていた。 春風に靡く金髪の髪。 右耳に光る真っ赤なピアス。 その人から目が離せなくて黙ってその人を見ていた。 すると低くてハスキーな声が私に降り注いだ。 「パンツ、見えてる」
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

203人が本棚に入れています
本棚に追加