穏やかな時間

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白。 白い。 白くなってく。 真っ暗な眠りの夢から引き上げられた。 まるで急に頭を鷲掴みにされて引っ張られたみたいだ。 まだ瞼が重い。目を開いたらきっと朝陽に照らされた僕の白い部屋だ。 当たり前か…。 ゆっくりと瞼を持ち上げる。やっぱり朝陽でよけいに白いな…眩しい。 体も重い。起きかけた頭が睡魔に誘われて半分開いていた目をもう一度閉じる。腕を目の上に置くと心地よい暗闇にまた手を引かれていく。
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