4人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよう…ワード…僕の部屋の扉…壊さないで欲しいな…」
「ん?まだ壊れてねーから大丈夫だ」
彼、ワードは扉を見て満足そうに頷いてから僕の方を見て笑った。
いや、壊れてから言っても無意味だと思う。
「それより、今日起きるの遅いな。…どっか悪いのか?」
そう言いながらワードは心配そうな顔になる。
特に悪いとこはない…と思う。時計を見るともういつもなら朝食の時間だ。
僕は首を左右に動かす。
「ううん、大丈夫。起こしに来てくれてありがとう。もう朝食だからワード達は先に食べてて。僕も着替えてすぐ行くから」
「いや、支度手伝う。皆で食べ始める!これ常識」
ワードは何か悟ったかのような口調で腕を組む。
最初のコメントを投稿しよう!