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僕がむくれたところでジーがその場をおさめた。
「では、」
『いただきます!』
僕たちは家族だ。でも『血の繋がった』家族じゃない。
僕、ワード、スィーラは孤児だ。そしてジーはここ、親を失った子供を預かる施設の主。
最近知ったことだけどジーは『怪盗』という仕事もしてるみたいだ。その仕事で僕達の生活も支えてくれてる。
ちなみに『ジー』は本当の名前じゃない。…というか僕達は本当を知らないんだ。
初めて会った時、
『私はGという。よろしく頼むよ』
で、済んでしまったから。
ジーいわく、僕達が簡単に覚えられる呼び名ならいいらしい。
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