-prologue-

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俺は考えることを得意とする『頭脳派』だ。 時には瞬時に的確な判断をして仲間を導かねばならない。 そしてそれが敵地での場合、僅かでも思考することによって隙が生じないとも限らないのだ。 「…行こう」 「OK」 「おぅ!」 2人には感謝している。 さっきの怒りと呆れの残りはきっと…心配、昔から考え込む癖のある俺の心配だろうから。 自惚れかもしれないがな。 自嘲気味に笑み、目的地へと歩きだした。
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