ページ探し

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センリが路地裏からページを奪ってアキノスケの所に戻ってくると、アキノスケも人だかりから開放されて、近くの飲食店の看板に乗りながらだれていた。 勿論、猫の姿に戻っている。 「お帰り。ったく!こっちは大変だったんぞ。で、例の物はあったのか?」 センリはこくりと頷き、ニヤッと笑いながらページを見せた。 「あった。これでやっと100ページだね。今だに左手の方のページは見つからないけど。」 「一年かけて100ページかよ…あと900ページもあんだろ?」 センリは喜んでいるのに対し、アキノスケは不満な様子。
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