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「そうか」
そう答えた後、アキノスケは集中した。すぐに体中に魔力のオーラが纏う――そしてそのオーラを鼻へと集中させた。
「こっちだ!ケルトさんの匂いがする……!」
アキノスケに指示された方に、センリは走った。
しかし、案の定魔力を使ったおかげで、侵入した事がバレてしまった。
「侵入者だ!」
白衣を来た男がそう叫ぶ。
人もいなそうな研究所なのに、その一つ一つの部屋から何人かの人間が凶器を持って出てきた。
何も持たない者は魔法使いだろう――
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