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「名前?…っ、なん、だっ、けっ?」
悪びれもせずに、私の上で腰を振る男はそう言った。
「や…っぱ、…い、ぃっ」
乱暴に揺さぶられ、息を詰めながら言葉を返す。
「はぁ…っ、ぅあっ!!」
私の心なんてお構い無し。
私の上の彼は、ひとしきり律動を繰り返した後、私の中で果てた。
私は相手の性欲処理に躯を差出し、相手から淋しさを埋める温もりを受け取る。
そういう約束。
「はぁ‥」
乱れたシーツの上で、私は一人ため息をついた。
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