[温]

17/21
前へ
/54ページ
次へ
「うん…夏海、電話出てくれなかったし…どうしても言いたくて…」 「ごめん、ずっと香波の姿は見えてたんだよ…でも、男とラブホ入ってくの見てから、どうしても気持ち、整理できなくて…」 分かってた答え。 それでも、胸が痛かった。 「軽蔑したよね、普通そうだよ…だから、私が気持ち伝えたこと、答えいらないから…」 無理矢理笑顔を作って、夏海から離れようとした。 が、抱き締める夏海の腕に力を込められ、それは叶わなかった。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

234人が本棚に入れています
本棚に追加