帽子屋とネズミ

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リウはため息をついてから、 「まだって……寝ようとしてたって事だよね。」 「あはは。」 と言われて、ルクスが立つと、リウはルクスの顔色をみて 「また、体調悪いようだね。これからセド君のところにいくから一緒に来る?」 と聞いてきた。 「セドって、メゾフォルテ家の?」 「そうだよ。セド君ならきっとベッド貸してくれるし。」 とリウが言った。 「でも、迷惑じゃないかな…?それに体調だってそんなに悪くないし。」 とルクスが言うと、リウは、眉をひそめて 「ルクスが大丈夫っていう時が1番危ないんだから、やっぱり連れてく。」 と言って、リウはルクスの腕をつかんで歩き出した。  
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