そして……

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「ん……。」 青年が目を覚ますと、あたりは真っ暗だった。 どうやら、もう夜になったようだ。 青年は欠伸をしてから、自分の体を見て、 「名前……、返ってきたのか……。」 と呟いた。 そして青年は大きく伸びをしてから立ち上がった。 「さて、どうしようかね。メゾフォルテ家に向かってダンテに会いに行こうか、それとも……アリスを捜すか……。」 とうーんとしばらく悩んでから、 「まぁいいか。ダンテには悪いけど、しばらくは手を出さない方が良さそうだ。」 と1人で悪戯っぽく笑ってから、夜道を歩き出した。  
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