帽子屋とネズミ

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「じゃあ……失礼します……。」 「そんなにビクビクしなくてもいいヨ~。」 「それは無理。(キッパリ)」 と言いながら、床に声をかけ、イスに座った。 理由は一つ、床が気を悪くすると落とされてしまうからだ。 ダンテは茶葉をアールグレイからニルギリに替えて、ティーカップに注いだ。 「ありがとう。」 とダンテに言って紅茶を飲んだ。 花の香りが口のなかで広がった。 「相変わらずダンテの紅茶は美味しいな。」 と言うと 「ルクスはニルギリが好きだもんネ~。」 とダンテは自分のを注いで飲んで言った。  
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