帽子屋とネズミ

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その後しばらく、他愛もない話をしていたが、ルクスが口を閉ざした。 「どうしたノ~?」 とダンテが不思議そうに聞くと、ルクスは少しおいてから、おもむろに 「……“白ウサギの眼球”を捜している奴がいるらしいんだ。」 と言うと、ダンテは紅茶を飲みながら 「うん、知ってるヨ。(アッサリ)それと、“らしい”じゃなくて“いる”ヨ。」 とあっさりと言った。  
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