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「さてじゃあこの武術の本当の恐ろしさを少しだけ見せれるだけ見せてあげますよ~
ミルシアさん居れて1対3で勝負しましょう?」
その言葉にミルシアは跳ね起きて俺の事を指差す。
ミルシアの表情は怒りをあらわにしている。
「これは私とお前の勝負だろ!?」
「まぁまぁ落ち着いて。
ちゃんと勝負はしますから。
俺だってミルシアの猫耳メイドの権利を手放す訳ないだろ?」
俺は笑いながらそう言うと、観戦していたクラスメイトの内男を2人を適当に選んだ。
マジで良いのか?と尋ねながらやってくるので良いですよ~と笑いながら答えた。
「連携攻撃ありだよ~
ただ……この武術は本当に凄いよ。
多分これを生み出したマクセル家の使用人達は試行錯誤しまくって到達した武術なのかもしれませんね~」
俺の間延びした声にミルシアは本気になったのか、眼鏡を外してジオダル先生に眼鏡を預けていた。
今回急遽参加して貰った2人の武器を見ると、1人は木でできたナイフそしてもう1人は篭手を身につけている。
「流石に双剣なんて使う実力者は居なさそうですね~
良かった良かった」
俺が笑いながらそう言うと、ミルシアは当たり前だと言わんばかりに俺の事を睨みつけてくる。
「双剣は剣を片手で扱わなくてはいけないんだぞ?
それがどんなに大変な事か……
そんなのを使う奴がそうそう居てたまるか!」
周りで観戦していたクラスメイト達もそうだそうだと首を縦に振って頷いていた。
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