天王中の拳

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ズシャアッ・・!! 恭介の拳が炸裂すると仙道の頭が跳ね上がる。 しかし、この男は倒れる事なく持ち堪えていた。 仙道:ペッ・・。 口内から溢れる血を吐くと黙ったまま恭介を見つめる仙道に異様な気迫を感じる。 恭介:耳塞いどけ悠希。 こんな野郎の戯れ言聞くんじゃねぇぞ。 それでも恭介が物怖じする事はない。 仙道:これで終わりか? 何故なら・・・ 恭介:効かねぇなら死ぬまで殴ってやらァ!!! バキィイイ・・ッッ!!!! その血は煮えたぎる程熱くなっていたからだ。 仙道軍団:調子に乗ってんじゃねぇぞ!! ゴォ! 想いのまま暴れる恭介に仙道の手下が横槍を入れる。 ガシィイ! 横山:グッ!! しかしそれを横山が体を張って止めた。 美川:だ、大丈夫かい!? 横山:このぐらい何て事ねぇよ、ふん。 (イテー、超イテーよー!!) 仙道:聞いた通りの男だ。 だがお前じゃ、俺は愚か晶にすら勝てない。 恭介:あ? 俺は天王、あいつは雑魚! つまり俺のが強ぇ! 悠希:・・・・・。 沢村:ちゃんと見とけよ。 今更つまらねぇもんに振り回されんな。
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