* アルバイト *

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「もちろん、この子も何でも出来る歳でもあるから、ちょっとお恥ずかしいけど、一人だとめんどくさがって…」 その言葉に、彼はプイッとそっぽを向く。 「本当は、勉強の方はそんなに心配してないっていうか、私自身が気にしてないっていうか…あれなんだけど、 この子がヘルパーさんだけじゃ嫌だっていうから」 彼は、ついに席を立ち、キッチンに向かい冷蔵庫を開け出した。 「あの、全部とは言わないから、 このリビングとキッチンとお風呂のお掃除と、夕食の準備と買い物なんかをお願いできるかしら」 「分かりました。 とりあえず、やらせてもらって、分からない事があれば聞かせてもらいます」 .
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