Long story ◇ 01 _

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新しくできた友達のお陰で 恋に奥手な私が君に 声をかけることができた。 メールもするようになった。 君から届く一つ一つの言葉に 一喜一憂して、 恥ずかしいくらい 夢中に恋をしてた。 君とすれ違うたび 隠れたくなった。 「 おはよう 」 を言うだけなのに 何分もかけた心の準備が 必要だった。 初めて君と二人で話したのは 君の教室の廊下だった。 何を話したのか 覚えてないほど緊張した。 窓を閉めるとき 一瞬だけ触れた君の手に 顔が赤くなるのが 自分でもわかった。 ばいばいした後も ドキドキが収まらなかった。 友達との帰り道、 私は幸せで一杯だった。 でも、 君と二人で話せたのは あれが最初で最後だったね。
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