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新しくできた友達のお陰で
恋に奥手な私が君に
声をかけることができた。
メールもするようになった。
君から届く一つ一つの言葉に
一喜一憂して、
恥ずかしいくらい
夢中に恋をしてた。
君とすれ違うたび
隠れたくなった。
「 おはよう 」
を言うだけなのに
何分もかけた心の準備が
必要だった。
初めて君と二人で話したのは
君の教室の廊下だった。
何を話したのか
覚えてないほど緊張した。
窓を閉めるとき
一瞬だけ触れた君の手に
顔が赤くなるのが
自分でもわかった。
ばいばいした後も
ドキドキが収まらなかった。
友達との帰り道、
私は幸せで一杯だった。
でも、
君と二人で話せたのは
あれが最初で最後だったね。
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