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『い、いやああぁぁぁ!』
私が気づいた時──
教室から逃げる様に走って行った。
彼女の唇の動きで……何が言いたいのか悟ってしまった。
冷酷な事は解っている。
自覚しつつも彼女を裏切ってしまった私。
ごめんね……
いつも私を助けてくれた麻奈美が、いじめられていたのは怖かったの……
いつも明るい麻奈美が、悲しげに
『助けて、信じてる』
なんて言うから私は……!
麻奈美……裏切って……本当にごめん!
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