2085人が本棚に入れています
本棚に追加
「それは難しいかも知れないが……
俺達の二の舞となる人間を、1人でも減らして欲しいんだ!」
「……解った」
吉田は俺に願いを託す。
「吉田君……行くよ?」
「よし……」
吉田と室山は同時に部屋の外へと繋がる扉に向かって歩いていく。
そして扉のノブに手を掛け────
る直前で腕を止めた。
「俺達は……お前達を……『信じてる』」
2人は俺達にそう言い残し──
部屋の外へと姿を消して行った……
最初のコメントを投稿しよう!