【生死ノ逡巡】

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「俺達も早くこの下らない競技を終わらせよう…… あいつらの為にも……!」 敬が呼び掛けると、皆それに頷く。 江北は吉田に危害を与えた張本人だけあって、かなり気を落としていた。 時刻は午後7時。 いつの間にかこんな時間だ。 「なあ、今日はもう寝ないか……?」 最初に切り出したのは小菅だ。 「ああ……それがいいかもな……」 この意見には俺も同意した。 今日は色々な事が起きすぎて、精神が疲れきっている。
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