【生死ノ逡巡】

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それにいつ、あの100m走が開催するかも解らない。 「そういう訳だ。 じゃあ、俺は部屋へと戻るぞ」 小菅は全員の有無を聞かず、自分の部屋へと入っていってしまった。 「俺も戻るか……」 小菅に倣い、固まって行った全員が四散していき、各々の部屋へと戻っていった。 バタン! 扉を閉めると、張り詰めた糸が切れたかのように脱力し、膝から崩れ落ちる。 ──余程、精神的ショックが大きかったのか……
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