【生死ノ逡巡】

36/41
前へ
/898ページ
次へ
地球の引力に身を任せ、俺はベッドへと倒れ込んだ。 視界に広がるのは、異常なほど蒼白な天井と、それを遮る眩しさの蛍光灯。 「ふぅ……」 俺は昨日と同じように今日、起きたことをベッドの上で反芻する……。 新たに知った仲間の死。 藤沢…… 赤松…… 穂積…… 高浜…… 布川…… そして、吉田に室山………… 何の罪もない7人が、殺されていってしまった…… 俺もいつまで、対岸の火事ではいられない。
/898ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2085人が本棚に入れています
本棚に追加