第一序章~はじまり~

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カッカッカッカッ!! ピン球の音がとびかう。 体育館の半面を使い、さらに、男子、女子と分けて練習している。 「なあ、宮本どうだ?」 「うん………」 奥にもう二人見学に来ている。 「見学かい?」二人は三年生らしき人に声をかけられる。 「あ、はい」石田が返事をする。 「俺はキャプテンの西村だ。よろしく」 誰がどう見てもイケメンな西村は白い歯をみせて言った。 「よろしくお願いします!!」 「早速だけど体操服持ってる?」 「一応持ってます」 「じゃあ着替えて」 見ると、他の二人がもう既に打っていた。 先輩の人数は十人くらいだ。 体操服に着替え、西村先輩についていった。 「じゃあ俺球だしするから、打ってみて。はいラケット」 「よし!俺からやります!」石田が勢いよく言った。 「じゃあいくぞ!!」
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