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☆第二夜☆
霧が晴れ、太陽が優しく顔を見せた頃、ちょうど家に着き、玄関前の階段にすわった。
ポケットから森で見付けた種を出し、手のひらの上で、太陽に照らされキラキラ光るのをしばらく嬉しそうに眺めていた。
「綺麗ね」
沙羅がコーヒーの入ったカップを2つ持って、出迎えに来てくれ、隣に座ると僕の手のひらを覗きこんだ。
「綺麗だろ。これ花の種なんだ」
「へぇーこんな綺麗な種があるなんて☆どんな花が咲くのかしら。見てみたいわね♪」
飲みかけのコーヒーを置き、沙羅はすぐに種に合った鉢を探し始めた。
白い小さな鉢を見付け、ネットを敷き、小石を入れ、土を入れると、嬉しそうに小走りになりながら、僕の所に来た。
そんな沙羅をとても愛しく思って頭を一撫で。
「有り難う♪」
僕はそっと、その種を植えた。
今日はここまで、
☆お休みなさい☆
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