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そして総帥室に着いた。 アルガンスがドアをノックすると どうぞという声が聞こえてきた。 「失礼します。 総帥、例のロイを連れて参りました。」 総帥は結構年をとっているらしく、白髪で、50代のように見えた。 「おお。君がロイ君か。 噂には聞いているよ。 あちこちで暴れ回っているらしいね。 そんな君が軍に入隊してくれるなんて、こちらとしてもありがたい。 せいぜい頑張ってくれ。」 と言い、 総帥はロイに近づいていった。 「話しによると、君は悪魔と契約しているらしいな。 まだまだ若造なのに大したものだ。 そこでだ…………」 するといきなり 総帥は腰にかけていた刀を抜き、ロイの目の前に突きつけた。
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