プロローグ

2/5
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
彼との出逢いは、今から4年前。 親友の麻子が開いた、クラブ関係の人達との飲み会で知り合った。 第一印象は、何だか素っ気無くて無愛想な人だった。 彼はスラリとした長身に、さっぱりとした黒髪の短髪。 綺麗な顔立ちをしていて、周りの女の子からは絶大の人気を誇っていた。 (ふぅん、皆が騒いでいた「佐久間君」ってこの人の事ね。顔はいいけど・・・何か無愛想で取っ付きにくいタイプね。まぁ、この顔でクラブDJやっているっていうだけで、女ウケはかなり良さそうだけど・・・。) 大スキなビールを片手に、そんな事を考えていると一人の男の子が話しかけてきた。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!