プロローグ

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「ねぇ、SARAちゃんでしょ?ダンサーの。俺、佐久間の友達で賢治っていうんだ。」 佐久間君の友達を名乗る、気さくそうで爽やかな男の子だった。 「よくあたしの名前知ってるわね?そんな大きなイベントに出ていないのに。」 「そうなんだけどさ、佐久間がイベントで見かけたことあるんだって。SARAちゃんの事。アイツ俺らのイベントにもSARAちゃんに出て欲しいって言ってたよ。佐久間が女の子に自分から興味もつのは珍しいからさ。それで、名前覚えてたって訳!」 (へー・・・。意外なところで見られてるもんだなぁ。あたしもすみにおけないなぁ。なーんちゃって・笑)
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