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気づいた時は、居酒屋のトイレとは違う天井が私の目に映っていた。
その部屋には、清々しいR&Bの音楽が静かに流れていて、コポコポとコーヒーを入れているコーヒーマシーンの音と匂いが溢れていた。
ガンガンなり響く頭を押さえながら、この部屋の主のものであろうベットから重たい体を起こした。
「あたま…いた…ぃ。」
う~ん、と起きたあたしは部屋を見回した。
20畳ほどの広いリビングには、持ち主の趣味であろう数え切れないくらいのレコードが積み重なっていた。
(ここ…どこ?…誰の家?)
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